web図鑑

ヤエヤマセマルハコガメ

図鑑の写真
和 名
ヤエヤマセマルハコガメ
科 名
爬虫類 カメ目イシガメ科
学 名
Cuora flavomarginata evelynae

背甲長は11~17cmの個体が多いが、まれに19cmに達する。体の大きさに対して、頭の大きさが雄のほうが雌より大きいという性的二型が認められる。頭部側面は淡い黄色で、顎の色は雌では淡い黄色であるのに対し、少なくとも繁殖時期の雄の顎は橙色の個体がみられる。暗褐色の背甲はドーム型で、側縁や後縁の切れ込みや縦状隆起はほとんど認められない。黒色の腹甲には中央に蝶番構造があり、前後の甲板が可動で、四肢・頭部などを完全に甲らに閉じこめることができる。陸生のカメで、主に湿地や河川などに近い林床が湿潤な照葉樹林に生息している。昼行性とされ、雑食性で、シイ、カシ、フトモモ、アダンなどの実、ミミズ、昆虫、陸産貝類などの小動物、大型動物の死体などさまざまな動植物を食べる。交尾は3月下旬、4月及び5月上旬に観察例がある。沖縄島での飼育個体の観察では4月下旬から6月上旬頃、深さ5~8cmほどの穴に卵を一度に1~3個産む。

※web図鑑で掲載されている写真の著作権は撮影者にあります。

※画像データの無断使用・複製・転載・借用等を固く禁じます。

お問い合わせ

メールアイコン

メールでの問い合わせ

電話のアイコン

お電話での問い合わせ

FAX:098-942-0089