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アオウミガメ
- 和 名
- アオウミガメ
- 科 名
- 爬虫類 カメ目ウミガメ科
- 学 名
- Chelonia mydas
国内では北海道南部の近海を含む沿岸水域のほぼ全体に見られ、産卵が確認されているのは小笠原諸島および薩南諸島以南の琉球列島のみ。県内では沖縄島北部、慶良間諸島および西表島に集中して産卵が確認される。背甲の鱗板の表面は滑らかで、椎甲板5枚、肋甲板4対であることが普通。背面から見た背甲の輪郭は幅の広い卵形で背甲の中央付近で甲幅が最大となる。小型個体では背甲の後縁部は鈍い鋸歯状を呈するが大型個体では見られなくなる。頭部は比較的小型で、その概観は卵形を呈する。前額板は1 対で左右対称であることが普通であるが、希に不対称の個体を見る。世界中の温暖な海域を中心に生息する。アマモ類などの水中顕花植物(海草類)および紅藻類、褐藻類など(海藻類)を主な餌とし植物食の傾向が強いが、動物質の餌を摂食することもある。本県における産卵期は6~9月頃である。1個体の雌が1回に産む卵の数は100から150個で、1度の産卵期間中におおよそ2週間の間隔で複数回産卵する。この産卵間隔は経験水温に依存され、温度が高いほど卵形成が早まり短くなる。産出された卵は約2ヶ月で孵化する。
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