web図鑑
リュウキュウヤマガメ
- 和 名
- リュウキュウヤマガメ
- 科 名
- 爬虫類 カメ目イシガメ科
- 学 名
- Geoemyda japonica
沖縄島、渡嘉敷島、久米島に分布する。慶留間島でも記録があるが在来の繁殖集団がいるかどうかは調査が必要。背甲長は成体で普通約15cm、孵化時は約3.5cm。背甲は全体的にわずかに盛り上がった細長いドーム形をしており、背面には著しく隆起した背中線部とその両背側面に合計3本の縦状隆起がある。背甲の後縁は切れ込みが入り、鋸歯状になっている。上顎の先端はかぎ状に曲がっている。背甲の地色は基本的に褐色であるが、赤みが加わる場合もあり変異に富む。腹甲はほぼ全面が黒色で、黄色の縁取りがある。常緑広葉樹の自然林、ならびに回復の進んだ二次林に生息し、渓流に隣接した場所を好む。雑食性で、野外における糞分析では陸産貝類が最も多い。ミミズ、昆虫、ヤスデ類などの土壌動物の他、植物の芽や実などを食べる。沖縄島での飼育個体の観察から、交尾は主に8~12月、産卵は4~9月上旬に見られ、一度に1~2個の卵を1シーズンに2~3回産卵する。
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